ハクライトのおすすめ漫画ブログ

大事な事は全部漫画から教わった!! 漫画大好きハクライトが、笑える、泣ける、懐かしい、面白い、楽しい、ためになる、おすすめ漫画を新旧問わず紹介していくよ!

不思議事件、お待ちしてます『浪漫倶楽部』

不思議な体験された事、みなさんはありますか?
どうも、不思議体験はあまり無いけど不思議な事大好きハクライト(@hakuraito00)です。
自分で体験しなくても、不思議の世界に連れて行ってくれるから、漫画って素晴らしいですよね。

そんな訳で、今回紹介しますのはこちら。

作:天野こずえ先生
『浪漫倶楽部』

『浪漫倶楽部』簡単3行あらすじ

 夢ヶ丘中学校に通う二年生の火鳥は、不思議な現象が起こった際にそれを解決する『浪漫倶楽部』に所属していた。

そんなある日火鳥は裏山で、彼にしか姿の見えない幼い少女と出会い、彼女がこの地域の不思議な事件の発生を抑えていた、石の精霊だと知る。

ころころと丸いからと言う理由で、コロンと名付けられた少女は、浪漫倶楽部の一員となり、火鳥達と一緒に、数々の不思議事件に挑む事になる。

掲載誌情報!

『浪漫倶楽部』は「月刊少年ガンガン」にて、1995年6月号から1998年No3の号まで連載。
コミックスは全6巻。
2005年に「マックガーデン」より新装版が発売されました。

天野こずえ先生はここから始まった。

本作は、『AQUA』『ARIA』『あまんちゅ』などの名作で知られる天野こずえ先生の、デビュー作です。 

水の美しさがとても素晴らしく描写され、アニメ化もされたこちらの三作は知っている方も多いと思います。

こちらの作品で天野先生のファンになった方も多いと思いますが、デビュー作は名作ながら、ドラマCDにはなったものの、大きくメディア展開される事はありませんでした。

ですが、この3作を知っていて、デビュー作の『浪漫倶楽部』を知らないのは非常に勿体無い!

放課後に皆で集まり、不思議な事件を解決する部活と言う、夢溢れる天野こずえ先生の原点に是非とも触れてみて下さい。

物言わぬ物達の声を想いに耳を傾ける

不思議事件が起きる原因の多くは、普段は物を言う事が出来ぬ人間以外の者達の願いが具現化し、不思議な事件へと発展していきます。


助けて貰った人に恩返しをする為に人間になった蛍。
人見知りのご主人を助けようと願った、彼女に描かれたペンギンの落書き。
マフラーを首に掛けてくれた人間に恋をし、想いを伝えようとした雪だるま。
想いを込めて作った人形劇のパペットが、ご主人の言えなかった想いを伝えに来る。

彼らの存在は、時に優しく、温かく、けれども時に切ない存在でもあります。

昔から日本は、八百万の神、付喪神などと呼び、全ての物に神が宿っている、長く愛用してきた物には魂が宿る、などの信仰が根付いています。

大切にしてきた物や思い出は、感謝や素敵な物語となって人生に明かりを灯す。日常を生きる上で、その感覚はとても素晴らしい生きる糧となってくれます。

幼い頃、大事にしていた人形やぬいぐるみはありますか?

長年愛用している、使い込まれた品はありますか?

伝えられないまま終わってしまった、秘めた思いはありますか?

それはいつか、不思議で素敵な物語となって、貴方の前に現れるかもしれません。本作はそんな暖かな希望を持たせてくれる作品です。

明日誰かに話したくなる豆知識が増えていく

先日話題となりました、真竹が一斉に花を咲かせたと言うニュース、耳にした方もいらっしゃると思います。
このニュースが話題になった理由は『真竹は120年に一度しか花を咲かせず、咲かせた後は竹林ごと全て枯れてしまう』と言う、非常に物珍しい事象だったからだと思ってます。

このニュースを聞き、私はこう思いました。

 

「あ、これ、浪漫倶楽部でやってたやつだ!」

 

何だか某進○ゼミを思い出しそうですが、竹林を管理している偏屈なおじいさんの話の中で、この真竹のエピソードが出てくるのを強く覚えていました。

他にも、

ハロウィンで必ず登場する『ジャック・オ・ランタン』とは何者なのか?

何故昔は、雛人形を川で流していたのか?

どうして風見鶏は、雄鶏でなければいけないのか?

全てに答えられる方はいますか? もしそうでなければ、本作を一読する事をオススメします。

 

今でこそちょっと調べればすぐに分かる問題ですが、当時はインターネットもそれ程普及していなかった時代でした。本作で得た知識を誰かに話したり、また自分で創作をする時のきっかけにしたり、非常にお世話になったものです。
物語と共に、関心しながら得た知識は一生物になります。
クリエイティブな活動をされている方、話のネタが沢山転がってますよ。

ハクライトのおすすめエピソード

最後に私のおすすめのエピソードを一つ紹介させて頂きたく思います。

コミックス一巻、第四話『消えゆく想い』

ある日部長は、蜘蛛の巣に掛かった一匹の蛍を助けます。その後、痴漢の疑いをかけられてしまった部長は、モテない故の行動だと馬鹿にされ、勢いあまり「自分にだって彼女くらいいる!」と大嘘をついてしまう。
困り果てた部長の前に、突如現れた女の子「源氏雛子」
部長の為になるならと彼女役を引き受ける、彼女の意図は?

コミックスの最初、そしてメインキャラクターとして登場する部長を強烈に印象づける、切なくて胸が暖かくなる名作です。

もしも未読の方がいれば、試しに一巻、第四話まで読んでみて下さい。

本作『浪漫倶楽部』のテーマは、「終わらない放課後」です。

きっと貴方も、火鳥達と一緒に不思議事件を体験する内に、この放課後が終わらないで欲しいと、願うことでしょう。

 

と言う訳で、今回紹介しましたのは、

作:天野こずえ先生
『浪漫倶楽部』でした。

では、今回はこの辺で!

ハクライト(@hakuraito00)でした!